
きっかけは電力会社の安全対策だった。鉄塔に鳥が来ると、糞で滑りやすく作業時に危険。その話を聞いた釜田さんが自らの工夫で開発したのが、その名も”鳥締役“だ。
衣料品の繊維工場を営む中で、実験を繰り返して鳥の反応を見、工場の機械も直した。発想力と技術力で商品化にこぎつけたアイディアマンは、当時の様子をニコニコと語る。「商品のネーミング、遊び心が多過ぎないかって言われました」。

「午前6時50分、柿の木の下に脂身を置く。7時55分、脂身なし、犬の足跡なし。鳥締役設置。30センチ横に脂身。8時30分、脂身下にある。松林でカラスが怒っている。11時45分、ある。カラス鳴いている。12時5分、鳥締役外してくる。13時15分、ある。15時、脂身ない。鳥の足跡2ケ。犬など他はなし。」奥様が帳面につけた実験レポートの一部。
農園や畑の鳥害防止には、作物によって取り付け場所を変えるとより効果的。また、カラス等の色彩実験から、黄色を使用したものがより効果があることから、いち早く商品に取り入れた。これも実際に実験を重ねた成果だ。県内のスイカ農家や県外のさくらんぼ農家等から翌年リピート注文があった。
ゴミ置き場では、上にぶら下げてゴミ袋はそのまま下に置いたり、ネットに取り付けても効果が実感できる。ネットへの設置方法は、HPに図入りで解説している。県内の町会単位のゴミ収集ポイントや、のと有料道路の高松パーキングに導入されている。マンションのベランダ用にも好評。「一週間もすれば、カラスが慣れてしまうんやないかって言われますが、随分実験しましたから」。
屋根に群がるカラスに悩んでいた地元小学校等での実績も自信になった。現在、高松サービスエリアにある高松レストハウスや、フジカラー北陸各店で販売している。 |

中能登町立小学校校舎への設置例 |

市内一般ゴミ使用例 |
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