| 【優秀賞受賞】 | ◎ 漆工芸品 ◎ | |
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石川・山中は、ろくろ技術世界一とも称される漆器産地。近年は海外のウッドターナーたちとの技術交流にも力を入れている。その山中から、高いろくろ技術を生かしつつ、カジュアルに使える椀をご紹介します。
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日本人の文化は本来、器を手に持って食べるのが基本。手で持つには断熱性と軽さが重要で、漆器はそうした点から最も望ましい器といえる。 そこで、形状的にはご飯椀を意識し、山中漆器産地の高いろくろ技術を活かした椀を開発した。 通常は棗などに使う高級な素材を使い、拭き漆だけで仕上げる。拭き漆とは生漆を直接塗っていく手法。当て字で「富貴漆」と書いている。「コットン」は、カジュアルなシャツやジーンズのように日常使いの器を目指して命名した。 この椀で食べると、ご飯が美味しい。お椀のすじ目に水分が入るため、サラッといただける。特に新米は一段と違いが分かる。すじを入れたことで、ご飯がくっつかず、結露しないので、より美味しく食べられる。デザイン的にも個性となった。この、すじも簡単には入れられず、熟練した職人の高度な技がいる。 漆器職人の世界では、歪みが無いことが追求されてきた。一方、陶器の世界は歪みを楽しんでいる。大島さんは、木と漆という有機物から生まれる漆器は、むしろ歪んで当然で、そのことをもっと楽しんでもよいと考えた。 楽椀のすじは感触だけで入れるので、規則正しい溝ではない。間隔や太さが微妙に違っていることが魅力でもある。 ご飯はお椀から、いつしか茶碗で食べるのが普通のようになった。そこに気付いてもらうため、「ご飯はお椀、メシは茶碗、ライスは皿」と書いた。ご飯やお椀は両方とも丁寧語だが、茶碗となるとメシになる、と説明すると納得される方が多いそう。 他にも、尺貫で仕事をする塗り物の世界で、あえてセンチサイズのものを作ったり、分業の各段階でどの職人さんが関わって作ったかを作品シオリに表記してお買上時にお渡しするなど、お客様目線で発想し、楽しみや対話が生まれるものづくりに取り組んでいる。 |
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〒922-0113 加賀市山中温泉東桂木町ヌー2 TEL. 0761-78-1635 FAX. 0761-78-5592 |